眼鏡・
コンタクトレンズ処方

眼鏡

眼鏡は常に使用するものですから、慎重に処方する必要があります。誤った眼鏡を処方することで、人工的に乱視を作ったり、眼精疲労を引き起こしたりするおそれがあります。特に度数が強すぎる場合は、かえって目に負担がかかり、頭痛や肩こりの原因になることもあります。
自覚的視力を元にして正確な屈折値を決めたら、原則として眼鏡はそれより弱めで処方します。これは長時間使用しても疲れにくくするための工夫です。快適な視生活のためには、見え方だけでなく、かけ心地や目への負担にも配慮することが大切です。
眼鏡を作る際は、眼科での正確な検査を受けてからにしましょう。自分に合った度数を知ることが、日々の快適な視界につながります。

老視について

年齢が増すにしたがって小さい字が読みづらくなったり、近くのものが見にくくなる状態を老視(老眼)といいます。これは、ピント合わせをする働きの水晶体の弾力性が弱まって調節力が低下するために生じます。いわば、老化現象なのですが放置していると目が疲れやすかったり、頭痛、肩こりの原因となることがあるので、無理をせず適切な老眼鏡をかけて弱まった調節力を補う必要があります。老視は徐々に進みますので、眼鏡の度を次第に強くしていかなければなりません。

コンタクトレンズ

現在、コンタクトレンズ人口は1500万人を超えるといわれていますが、一方コンタクトレンズによる眼の障害も増えており、日本眼科医会の調べによると約10人に1人に障害が起こっていることが判明しました。コンタクトレンズは高度医療機器として、適切な取り扱いが必要です。正しい装用方法を守り、専門医による定期検査を受けましょう。
当院ではコンタクトレンズの診療も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。

コンタクトレンズ装用中の眼はどうしても酸素不足になりがちです。長期間酸素不足が続くと、角膜の一番内側にあり、角膜の透明性を保つ働きをしている角膜内皮細胞が減少してしまう恐れがあります。当院では、この細胞の状態を調べる器械を備えております。長期間コンタクトレンズ装用をしている方にはこの検査を受けることをお勧めします。
当院では、コンタクトレンズショップを併設しております。当院でコンタクトレンズの購入も可能です。

コンタクトレンズによって起こる疾患

ドライアイ

目を酷使したり、乾燥した室内に長時間いると、目の表面を潤している涙が蒸発したり、涙の分泌量が減ったりします。また、コンタクトレンズが角膜を覆うことによって涙が角膜に行きわたらなくなり、より乾燥しやすくなります。その結果、角膜に供給される酸素や栄養素が不足してドライアイになり、目の疲れやかゆみ、ゴロゴロとした異物感、充血が引き起こされます。

角膜上皮びらん

角膜の表面(上皮)が、コンタクトレンズの装用による圧迫が原因で酸素不足になり、むくみやただれが生じます。初期は目がゴロゴロとしたり、目がしみたりするなどの比較的軽い症状があらわれます。 しかし、ただれの生じた上皮が剥がれると角膜上皮剥離に進行し、その剥がれた部分から細菌に感染しやすくなります。

角膜炎・角膜潰瘍

コンタクトレンズが汚れていたり、長時間の使用によって涙が不足したりすると、角膜の表面に傷がつき、細菌やウイルスに感染して炎症が起きます。これを角膜炎といい、目の異物感や痛み、充血などの症状があらわれます。角膜炎が悪化し、角膜の上皮の一部が欠損するのが角膜潰瘍です。放置すると視力障害に繋がるおそれがあります。

アレルギー性結膜炎

花粉やハウスダストなど、アレルギーの原因となる物質が結膜に入ると、その刺激でアレルギー反応が起こり、充血やかゆみなどの目の症状が起こります。最近では、コンタクトレンズの材質も原因になると考えられています。

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